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よし子タン、萌え~ [2005年4月]

よし子タン、萌え~

私的には、かなりアレな感じのタイトルで、恥ずかしいのですが。
桜井よし子さんが中国のデモに対して寄稿している文章を読んでほほ~うと思ったもので。

また、寄稿先がなんと「週刊朝日」だったりするもんだから、二度びっくりてなもんです。ガソリンスタンドでちらっと読んでテキストにしたいと思ったので、つい買っちゃいました、「週間朝日」。
贖罪のつもりなのか、自虐のつもりなのか、親中派にあるまじき内容です。それでは一部だけ引用させていただきます。


中国の裏切りを忘れてはいけません。

中国の動きは長いスパンで見ないと見えてこない部分があります。良くも悪くも大変賢い戦略国家ですから、国家目標のために親日的になったり、反日的になったりするのです。

一方、日本には戦略がありません。だから、中国が戦術として友好的になったときには本当に日中友好が訪れたと錯覚する。反対に厳しい局面になったときは、「あの国はなぜこんな理不尽なことを言うのか」といった感じで必要以上に反応してしまうのです。

中国との付き合いを考えるときに、日本人がことあるごとに思い出し、同じ過ちを繰り返してはいけないと思う事例があります。最も屈辱的だった1992年の出来事です。

中国は同年2月25日、全人代で中華人民共和国領海及び接続水域法(以下領海法)を成立させました。この法律によって、東シナ海の島々、南シナ海の島々、尖閣諸島も台湾もみんな中国の領土だと決めてしまった。以来、中国の地図には尖閣諸島は中国領として記載されています。

更に、この領海法には日本人にとって恐ろしいことが書いてあった。中国の領海に許可なく入ってくる外国の船舶に対しては武力行使してもいい--軍事力をもって死守すると定めていたのです。対して、日本の外務省は法案が成立した翌日、中国の日本大使館が「今回の中国の行為は遺憾であり是正を求める」と抗議に行ったのですが、抗議は口頭だけでした。

しかも、この年は日中国交樹立から20周年。中国政府の熱烈な働きかけがあって、天皇、皇后両陛下のご訪中が予定されていたのです。当時の中国は89年に天安門事件を起こし、人権弾圧の国として、国際社会から経済制裁を科せられているさなかでした。中国は制裁の解除を働きかけたけれど、欧米諸国は厳しい態度を崩さなかった。

そんな中、橋本龍太郎氏らが先頭に立って、一番最初に経済制裁を解除したのが日本だったのです。両陛下のご訪問は経済制裁解除に向けて、中国がイメージを回復する絶好のチャンスになりました。

2月に領海法を作り日本の領土を奪おうとしている国になぜ、平和と信頼、友好と友情、全ての善なることを象徴する両陛下がご訪問しなければならなかったのか、私には全く理解できませんが、もう一つの歴史を遡ると、日本は78年に日中平和友好条約を結びました。

同条約の締結によって日本のODAが中国に本格的に行くようになり、その後の中国の経済成長を助けていくわけです。この条約を結ぶときに日本が問題提起したのが尖閣諸島問題でした。

交渉の過程で日本側は「尖閣諸島が日本の領土であることを明記して欲しい」と主張したのですが、中国の最高実力者、鄧小平は「あの小さい島の帰属問題を、いま争わなくてもいいでしょう。それよりも日中の平和の方が大切です。この問題は棚上げにし、子々孫々の世代の時代に平和的に話し合えばいい」と言った。日本側には「やっぱり中国は大人の国だ。1世紀も先を見据えて考えている」などと感心した人もいたほどです。

繰り返しますが、その14年後の92年、中国は話し合いもしないで、尖閣諸島の領海法を作り、尖閣諸島の領有を宣言し、もし領海に入れば武力で排除すると宣言した。こんな大変な裏切りをされたのに、日本は両陛下のご訪中を実現し、経済制裁を真っ先に解除したのです。

本質を見ていない中国擁護論者達

一昨年、中国の銭其シン元外相が回顧録を出しましたが、彼は「両陛下の訪問は中国の戦略に最も適っていた。あの訪中をきっかけに諸外国の経済制裁が徐々に解除されていった」との趣旨を書いています。

親日的か否かといった見方はどうでもいいことです。国家は国益で豹変するし、国家を構成する国民も豹変するものですから、情緒的な見方は避けたほうがよい。情趣は物事を正面から見る知性を鈍らせるからです。

92年に中国が領海法を作ったときも、親中的な学者は「中国政府があのような強硬的な法律を作ったのは、改革開放路線に反対する国内の保守派と軍部の手前であり、仕方がないのだ」と解説しましたが、今回も同じことが言えます「今回の一連のデモは中国政府が容認したものではない。盛り上がる民衆を抑え切れなかっただけだ」と恰も擁護するかのような人達がいますが、間違いです。

既に指摘されていますが、今回の反日デモは中国当局の思惑に他ならない。たとえ100人単位の集会でも厳しく規制するあの国で、当局の許可なく、あの大規模デモが行われるはずがないのは常識です。



何とも痛快な文章です。彼女の気風のよさが伺えますね。

さて、私は浅学ゆえ、こういう経緯に疎かったのですが、これは非常に分かり易い文章だと思います。こういうことが分かると、現在中国が如何に理不尽なことを言っているかがよくわかりますね。

しかし、一方的に武力で領有権を主張したり、国際的な危機を救ってもらいながら歴史問題を外交カードとして濫用して国内の支持基盤のてこ入れをしたりするのは、韓国と一緒ですね。というよりは、韓国は旧宗主国である中国の真似をしているだけかもしれませんが。

こうやって過去を振り返ると、その責任の一端というかかなりの部分を日本人が手引きしていることが分かります。
戦後60年の国内の負の遺産が、日本をして外交三流国家にならしめ、中国や半島2カ国の自発的成長を妨げてきたかがよく分かります。

そう考えると現在の政権はまだまだ不十分ではありますがが、いい方向に向かっているように思えます。少なくとも日本の首相で小泉氏ほど写真を焼かれたり、侮辱的な揶揄を受けた首相はいなかったんじゃないでしょうか?

今回の一連のデモに際し、中国サイドは高をくくっていたのだろうと思います。中国政府の教科書には、少なくとも載っていないことが今、日本で起きつつあると言えるのではないでしょうか。

このことは、韓国にも言えますが、日本がちょっと普通に対応しただけで、反日デモを繰り返したり、歴史問題をしつこく言い寄ってきたり、親日派を弾圧したり、共産主義に傾いたりして健全な国家運営すらできなくなるのですね。

強請り集りで国家運営をしていたツケなのでしょうが、強請り集りを許容して偽りの平和を演出してきた日本政府の責任も忘れないようにしないといけません。その反省に立ち、真に彼らと協調関係を構築するというのであれば、今後、国家的「わがまま」を一切許さない、という姿勢を堅持することが日本が進むべき道だと思います。

桜井よし子さんも言っておりますが、中国のような国を、その否を糾さずに、一面的に擁護することは「間違い」なんだと思いました。


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Hiro-san

萌え萌え~。(最近まで「もだえ」と読んでいたヒロさんです)

桜井よしこが「週刊朝日」ですか、なんと。小沢一郎が「週刊金曜日」に、「週刊SPA」に神足裕司が書いてたりしますから、まあ不思議ではありませんが。ヒロさん、週刊誌を10年は買ったことがない。電車広告とコンビニの速読で済ましていました。
by Hiro-san (2005-04-22 01:14) 

FD3S

Hiro-sanさん、こんばんは。いらっしゃいませ!
コメントどうもありがとうございます。

>萌え萌え~。
気恥ずかしさが先に立ったのですが、ブログ先の恥は掻き捨てとばかりに不慣れな言葉を使ってみました(汗)

私も週刊誌はあまり買わないのですが、武富士問題もあって、目についた週刊朝日を買っちゃいました。テキスト起こしのために。
この記事は私のぼや~っとしているところを補完してくれたので助かりました。
by FD3S (2005-04-22 01:43) 

てっちん

ふたたびこんばんわ。
櫻井よしこ女史については、安心して見られる言論人の一人ですね。穏やかな口調でわかりやすく話す様は清清しいです。”TVタックル”とか”朝までテレビ!”などは聞いているこちらが恥ずかしくなる言動を平然と行う馬鹿がいたり、正論を主張しているのに言葉遣いが酷いせいで誤った見方をされたりする方もいます。
そんな女史のBlogからの引用ですが

~引用開始~
古舘氏の陥っていた思考パターンは、思い違いというより思い込みなのではないか。ニュース報道では、思い違いは許されず、間違いだと判明した時点で訂正されなければならないが、それ以上に許されないのが思い込みである。思い込みは偏見と同義語であり、ニュースを歪めてしまうからだ。
~引用終了~

最近、隣国に対して(民度が低いという)思い込みでニュースを見ている自分がいることに「はっ!」としました。
これはいけないと自分を戒めようと思っている最中

【親日財産還収法、成立は時間の問題】
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/04/19/20050419000051.html
【与野党議員27人、韓日基本条約の破棄要求】
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/04/21/20050421000037.html

orz ・・・冗談だよね、ママン。
事実なら未来志向を目指す韓国の希望の声がますます聞こえなくなります。

引用について問題ある場合は申し訳ありませんが削除をお願いいたします。(どこからどこまで引用で、内容の改竄等していないため問題はないと思いますが・・・)
by てっちん (2005-04-22 02:35) 

あんとに庵

ご心配をおかけしてしまい済みませんでした。今は元気です。
熱も吹っ飛ぶような爽快なよし子先生の発言をありがとう御座います。東シナ海住人としては、シーレーンの問題は直接生活に関わる事です。もうドキドキものです。考えただけでまた熱が出ますよ。吹けば飛ぶような島に住む田舎者としては政府にはもう毅然と臨んで欲しい。
中国人は好きですし、中国の様々な問題は彼ら「民衆」の為に「情緒的に」憂慮もしますが、馬鹿政府がほざいていることには厳格に臨まないと。シーレーンは守らないといけない。
by あんとに庵 (2005-04-22 12:43) 

美濃ちき

半島は別にしても、中国の貪欲なまでに国益を重視する国策は、正直言って羨ましい物です。
どこまで自国の国益を得る事が出来るか、それが政治だと私は考えていますので、「みんな仲良くやりましょう」なんて理論が通じると思っている、国内のお花畑を「うららら」と言いながら踊り狂っているセンセイ達とは決して相容れないでしょう。特に台湾に緊急着陸した機内から一歩も出ずに、その忠義の度合いを国内外に広報する事に成功されたセンセイや、拉致被害者の家族に向かって「ここで吠えても何も変わらない」と言い、半島北部に米の援助を行っていたセンセイなんぞとは同じ国民でいるだけでも虫酸がはしります。
機内でガマンしていたセンセイは「私の責任で北にエンジョする」と言ってましたが、どう責任を取ったのでしょうか。
今回の反日暴動は猿山のサルを見る気分で生暖かい目で眺めていましたが、我が国の国益を考えられないセンセイに対してはそんなわけには行きません。
by 美濃ちき (2005-04-22 12:43) 

FD3S

てっちんさん、こんにちは。いらっしゃいませ!
毎度、コメント&ソースのご提供ありがとうございます。

桜井さんは、「櫻井さん」が正しいみたいですね、訂正しなければ。
彼女は、凛としているところが清々しいですね。冷静に淡々としかも理路整然と話される姿は素晴らしいと思います。

ご提供のネタですが、熊本地裁の件とともにエントリにしてみたいと思います。
知らなければ、何事もないように毎日が過ぎてしまいますが、こういうことを知ったら、気が気じゃないですね。
by FD3S (2005-04-22 14:13) 

FD3S

あんとに庵さん、いらっしゃいませ!
コメントどうもありがとうございます。

>ご心配をおかけしてしまい済みませんでした。今は元気です。

それは良かった!
でも、春は昼と夜の温度差が激しいのでゆめゆめ油断なされぬように。

>東シナ海住人としては、シーレーンの問題は直接生活に関わる事です。もうドキドキものです。考えただけでまた熱が出ますよ。吹けば飛ぶような島に住む田舎者としては政府にはもう毅然と臨んで欲しい。

確かにそうですね。今日の朝刊に共同開発を打診とありましたが、屈服せずに膠着した状況を打破するべく、折衝してもらいたいです。

>中国人は好きですし、中国の様々な問題は彼ら「民衆」の為に「情緒的に」憂慮もしますが、馬鹿政府がほざいていることには厳格に臨まないと。シーレーンは守らないといけない。

国家戦略とは言え、ルールを守らない中国政府には厳しく対応して欲しいもですね。中国人民については、情状酌量の余地はありますが、国のあのありようは民族的な思想(中華思想)に根差している部分もありますから、そこから脱却してもらわないといけませんね。
by FD3S (2005-04-22 14:21) 

FD3S

美濃ちきさん、いらっしゃいませ!
コメントどうもありがとうございます。

>半島は別にしても、中国の貪欲なまでに国益を重視する国策は、正直言って羨ましい物です。

度が過ぎればそれは問題ですが、基本的な国家スタンスとしては、「摩擦上等」で、ときには頑迷なぐらい自国の国益を追求して欲しいと私も思います。

>「みんな仲良くやりましょう」なんて理論が通じると思っている、国内のお花畑を「うららら」と言いながら踊り狂っているセンセイ達とは決して相容れないでしょう。

私もとても無理です。美濃ちきさんと同じで虫酸が走ります。

>特に台湾に緊急着陸した機内から一歩も出ずに、その忠義の度合いを国内外に広報する事に成功されたセンセイ
→コマンダー(傭兵)、バ河野氏ですね。

>拉致被害者の家族に向かって「ここで吠えても何も変わらない」と言い、半島北部に米の援助を行っていたセンセイ
→利権ゾンビ、野中爺ですね。

>我が国の国益を考えられないセンセイに対してはそんなわけには行きません。
有権者としてできることは、
かかる売国奴に二度と国政の場で発言させないこと、
そして彼らの甘言やねい言を跳ね返すだけの知識と矜持を持つことだと思います。
by FD3S (2005-04-22 14:30) 

あんとに庵

>確かにそうですね。今日の朝刊に共同開発を打診とありましたが、屈服せずに膠着した状況を打破するべく、折衝してもらいたいです。

木走りさんのブログにその辺りの批判がでていました。
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/
警戒しています。
by あんとに庵 (2005-04-23 03:09) 

木走まさみず

ご無沙汰しております。
とても興味深いエントリーでした。ありがとうございます。
櫻井氏はいいですねえ。事象に対峙する姿勢がいつも冷静かつ真摯で、また発言内容にぶれがないのもすばらしいと思います。
 私の方はクリティカルコンパスでアイデンティティを喪失(爆笑)してから、自分の立ち位置を決めかねて彷徨っていましたが、中国の反日デモをきっかけにして、リベラルなナショナリスト(?)で行こうと決めました。(汗
 なんてったって、彼の国の「愛国的コミュニスト」よりはましでしょう(苦笑

駄文失礼しました。
by 木走まさみず (2005-04-23 12:33) 

FD3S

あんとに庵さん、いらっしゃいませ!
コメントどうもありがとうございます。

木走さんのエントリ読みました。
私としては、喫緊の問題であることを鑑みれば、外務省マターから経産省マターにシフトしている部分は許容できる範囲かなと思います。
というのも、この問題を外務省>経産省という構図から、経産省>外務省とすることで、膠着した状況をとりあえずは打破できる可能性があること、対象を東シナ海全域を対象としていること、中川大臣のスタンスはあくまでも中間線であることなどが理由です。
しかし、相手は中国ですので油断はできません。
by FD3S (2005-04-23 19:38) 

FD3S

木走さん、いらっしゃいませ!
コメントどうもありがとうございます。

こちらこそ、ご無沙汰しております。
巡回はしているのですが、コメントを疎かにしておりました。
櫻井女史の姿勢は、素晴らしいですね、このように達観した視座から物が言えればいいなぁと思います。

>私の方はクリティカルコンパスでアイデンティティを喪失
かなりショックだったのですね。私は非常にうれしかったのですが。

>リベラルなナショナリスト(?)で行こうと決めました。(汗
私としても国粋的ナショナリストには少々抵抗があります。国益を優先することを是としながら独善的にならないような立ち位置が私の理想だったりします。
それって、仰るところのリベラルなナショナリストかもしれませんね。
by FD3S (2005-04-23 19:43) 

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